今週の生前整理のお片付けの現場作業のお話しです。
生前整理ではありますがご本人は施設に入られていて2年以上が経過、今回のご依頼者は義理の姉からでした。
本人はもう自宅に戻ることが難しく私(義理の姉)が元気なうちに整理をしておきたいとのことで本人の承諾を経ての今回のご依頼でした。
今回の作業は生前整理とはいえどご本人の立ち合いがないので、物の分別で本人の気持の確認ができず、義理のお姉さんの最終確認になるのですが、
ご本人さんとしては自分のいない所で、これまで生活してきたものがなくなってしまうのは、大なり小なり辛いものがあるかもしれません。
ご自身が元気なうちに自分で生前整理をすることが一番良いというのはそこです。
たかが「物」かもしれないけど、そこのある「全ての物」がその人が生活してきた証の物です。
沢山出てきたアルバムには、義理の弟さんの両親やそのまた親の代までのものもあり、中には戦前の写真も多くありました。
それらが綺麗に保管されていて、一家が生きてきた長い歴史を感じました。
本人から国分寺の本があるはずだから捜してほしいという意向をお聞きしていて
作業の中でそれが無事に出てきました。
物と心はつながっています。
そして、整理作業で出てきた、お客様は不用なもので、車いすや未使用の衣類や生活用品、毛布などを、3カ所の地元の老人ホームや障がい者施設に、寄付でまわりました。
そういった形で地域で循環できるのも、地域密着だからこそ出来る事です。
提供された側はもちろんですが、提供する側にも小さな喜びが😊
今後も生前整理でそういった輪を広げていきたいと思います。